こんにちは、ホクガク事務局です!
北海道大学を目指している高校生の中には、
「一般選抜だけでなく、フロンティア入試も受けた方がいい?」
「TypeⅠとTypeⅡは何が違うの?」
「自己推薦書や面接は、どんな対策をすればいい?」
「今から対策を始めても間に合う?」
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
北海道大学のフロンティア入試は、学力だけではなく、これまでの活動や目的意識、思考力、適性などを多面的に評価する総合型選抜です。
ただし、「総合型選抜だから学力試験が軽い」という入試ではありません。
学部・学科によっては課題論文や総合問題、数学・理科の適性試験、口頭試問などが課され、TypeⅠでは大学入学共通テストも最終合格者の判定に利用されます。
この記事では、令和9(2027)年度北海道大学フロンティア入試について、TypeⅠ・TypeⅡの違いや募集学部、日程、過去の倍率、対策のポイントを整理します。
「自分はフロンティア入試を受けるべき?」と迷っている方は、ホクガクの個別相談でも受験方式や今後の対策を一緒に整理できます。
北海道大学の「フロンティア入試」とは?

北海道大学のフロンティア入試は、総合型選抜にあたる入試制度です。
北海道大学は、基礎学力に加えて、主体的に行動する力や新しいことに挑戦する意欲を重視しており、提出書類、課題論文・総合問題、適性試験、面接などを通じて受験生を多面的に評価します。
つまり、
「高校で何をしてきたのか」だけではなく、
「なぜ北海道大学で学びたいのか」
「大学で何を学び、その先で何をしたいのか」
「その分野を学ぶための基礎学力があるか」
まで総合的に見られる入試だと考えておきましょう。
2027年度は、フロンティア入試全体で
TypeⅠが74名、TypeⅡが63名、合計137名
の募集となっています。
TypeⅠとTypeⅡの違いは?

北海道大学のフロンティア入試には、TypeⅠとTypeⅡがあります。
| TypeⅠ | TypeⅡ | |
|---|---|---|
| 募集人員 | 74名 | 63名 |
| 第1次選考 | 出願書類 | 出願書類 |
| 第2次選考 | 課題論文・総合問題・面接等 | 数学・理科の適性試験・面接等 |
| 面接 | 口頭試問等を含む場合あり | 口頭試問等を含む場合あり |
| 共通テスト | 最終合格者の判定に利用 | 原則として利用しない |
| 最終合格発表 | 2027年2月9日 | 2026年12月8日 |
大学全体として、TypeⅠでは課題論文・総合問題や面接等、TypeⅡでは数学・理科に関する適性試験と面接等によって第2次選考を行う方針が示されています。
ただし、具体的な試験内容・配点・出願要件は学部・学科によってかなり異なります。
「TypeⅠだから小論文」「TypeⅡだから数学だけ」のように単純に考えず、必ず自分が志望する募集単位の要項まで確認しましょう。
2027年度にフロンティア入試を実施する学部・学科
TypeⅠ
2027年度のTypeⅠは、以下の学部・学科等で実施されます。
TypeⅠ
2027年度のTypeⅠは、以下の学部・学科等で実施されます。
| 学部・学科等 | 募集人員 | 対象 |
|---|---|---|
| 理学部 地球惑星科学科 | 5名 | 現役生のみ |
| 医学部 医学科 | 5名 | 現役生のみ |
| 医学部 保健学科 看護学専攻 | 7名 | 現役生のみ |
| 医学部 保健学科 放射線技術科学専攻 | 7名 | 現役生のみ |
| 医学部 保健学科 検査技術科学専攻 | 5名 | 現役生のみ |
| 医学部 保健学科 理学療法学専攻 | 4名 | 現役生のみ |
| 医学部 保健学科 作業療法学専攻 | 3名 | 現役生のみ |
| 歯学部 | 5名 | 現役生のみ |
| 工学部 応用理工系学科(応用マテリアル工学コース) | 4名 | 既卒1年まで |
| 工学部 環境社会工学科(社会基盤学コース) | 4名 | 現役生のみ |
| 獣医学部 | 5名 | 現役生のみ |
| 水産学部 | 20名 | 現役生のみ |
| 合計 | 74名 | ― |
TypeⅠは多くの募集単位で現役生のみが対象となっています。
一方、工学部 応用理工系学科(応用マテリアル工学コース)は既卒1年まで出願可能です。
また注目したいのが、2027年度から獣医学部でも新たにフロンティア入試が実施されることです。
詳しい内容は北海道大学公式HPから
TypeⅡ
TypeⅡでは以下の学科・コースで募集されます。
TypeⅡ
TypeⅡでは以下の学科・コースで募集されます。
| 学部・学科等 | 募集人員 | 対象 |
|---|---|---|
| 理学部 数学科 | 13名 | 既卒1年まで |
| 理学部 物理学科 | 11名 | 既卒1年まで |
| 理学部 化学科 | 11名 | 現役生のみ |
| 理学部 生物科学科(高分子機能学専修分野) | 3名 | 既卒1年まで |
| 工学部 応用理工系学科(応用物理工学コース) | 15名 | 既卒1年まで |
| 工学部 機械知能工学科 | 5名 | 現役生のみ |
| 工学部 環境社会工学科(環境工学コース) | 5名 | 既卒1年まで |
| 合計 | 63名 | ― |
TypeⅡは、TypeⅠと比べて既卒者も出願できる募集単位が多いことが特徴です。
ただし、すべての学科が既卒者を対象としているわけではありません。
理学部 化学科と工学部 機械知能工学科は現役生のみが対象となっているため注意しましょう。
また、TypeⅡは理学部・工学部を中心とした選抜で、数学・理科の学力をしっかり問われることが大きな特徴です。
2027年度フロンティア入試の日程

2027年度入試の主なスケジュールは次の通りです。
| 内容 | 日程 |
|---|---|
| インターネット出願登録開始 | 2026年9月1日(火)10:00 |
| インターネット出願登録・検定料支払期限 | 9月14日(月)17:00 |
| 出願書類受付 | 9月9日(水)~9月15日(火)17:00必着 |
| 第1次選考結果発表 | 10月27日(火)16:00予定 |
| 第2次選考 | 11月15日(日) |
| TypeⅡ 最終合格発表 | 12月8日(火)16:00予定 |
| TypeⅠ 共通テスト | 2027年1月16日(土)・17日(日) |
| TypeⅠ 最終合格発表 | 2027年2月9日(火)16:00予定 |
特に注意したいのが、インターネットで入力するだけでは出願が完了しないことです。
出願書類は9月15日17時までに北海道大学へ必着となっているため、直前に準備しないと危険です。
倍率はどのくらい?
直近の令和8(2026)年度入試では、フロンティア入試全体で募集135名に対して317名が志願し、志願倍率は2.3倍でした。
TypeⅠは募集69名に対して127名が志願し1.8倍、TypeⅡは募集66名に対して190名が志願し2.9倍となっています。
ただし、倍率は学科によって大きく異なります。
たとえば2026年度のTypeⅡでは、数学科3.8倍、機械知能工学科4.2倍、環境社会工学科・環境工学コース4.6倍など、4倍前後まで上がった募集単位もありました。
「総合型選抜だから一般選抜より簡単」と考えるのは危険です。
募集人数が数名程度の学科も多いため、一つ一つの提出書類や面接、学力試験の完成度が重要になります。
フロンティア入試で特に難しい3つのポイント
① 自己推薦書は「実績を書けばいい」わけではない
フロンティア入試では、多くの募集単位で自己推薦書などの書類が第1次選考に使われます。
大切なのは、活動実績の大きさだけではありません。
「なぜその活動に取り組んだのか」
「そこから何を考えたのか」
「なぜ北海道大学のその学科なのか」
これらが一本のストーリーとしてつながっていることが重要です。
大学・学科が示している「求める学生像」を理解したうえで、自分自身の経験との接点を整理していく必要があります。
② 面接でも学力を見られる
フロンティア入試の面接では、単純な志望理由だけでなく、口頭試問などを通して基礎学力を確認する場合があります。
特にTypeⅡでは数学・理科の適性試験も課されるため、一般選抜の勉強を止めて総合型選抜だけに集中する方法はおすすめできません。
一般選抜対策とフロンティア入試対策を並行して進めることが重要です。
③ 学校の先生に準備してもらう書類がある
TypeⅠでは「コンピテンシー評価書」を高校等の先生が専用Webシステムで作成します。
聞き慣れない評価システムかもしれませんが、「コンピテンシー評価」とは日常の高校生活から君達の行動の様々な観点について、高校の先生方に評価をしていただくものです。
参照:北海道大学 フロンティア入試における「コンピテンシー評価」について
評価観点については、下記の項目のイメージです。
・授業における課題解決において、情報を的確に収集して分類し活用する力があるかどうか。
・グループワークでは、メンバー間で目標を共有し、リーダーシップを発揮できるのか。
・グロ-バルな意識や視点を持って、問題解決に向けて思考することはできるのか。
実際には、各募集単位ごとに必要な評価観点を設定してあるとのことです。
専用Webシステムからの作成ということもあり、志願者は余裕をもって学校の先生へ相談するよう案内しています。自分一人だけで出願準備を完結できる入試ではないため、早めの確認が必要です。
2026年8月から出願までにやっておきたいこと

出願開始が迫っているため、フロンティア入試を検討している高校3年生は、次の順番で準備を進めましょう。
- 志望学科の出願資格・履修科目・英語資格等を募集要項で再確認する
- 自己推薦書を完成させ、志望学科の求める学生像とのつながりを確認する
- TypeⅠ志願者はコンピテンシー評価書について学校の先生へ早めに相談する
- 11月15日の第2次選考を見据えて、面接・課題論文・総合問題・適性試験の対策を始める
- 一般選抜や、TypeⅠの場合は共通テストの勉強も止めずに並行する
特に、「自分の自己推薦書で本当に伝わるのか」「一般選抜との勉強時間の配分はこれでいいのか」という部分は、受験生自身では判断しにくいところです。
「フロンティア入試を受けるべき?」と迷ったらホクガクへ
フロンティア入試は、向いている受験生にとっては北大合格の大きなチャンスになる一方、誰にでもおすすめできる入試ではありません。
出願条件を満たしているかだけではなく、
「これまでの経験をどのように志望理由につなげるか」
「第2次選考までに必要な学力が身についているか」
「一般選抜と両立できるスケジュールになっているか」
まで考えて出願を判断する必要があります。
北海道大学受験専門オンライン家庭教師「ホクガク」では、無料個別相談を実施しています。
フロンティア入試を受けるか迷っている段階でも大丈夫です。
現在の成績や志望学部、これまでの活動、一般選抜の学習状況などを確認しながら、北大合格に向けて今何を優先すべきかを一緒に整理します。
こんな方は早めにご相談ください
- フロンティア入試に出願するかまだ迷っている
- 自己推薦書を書いたものの、この内容でよいのか不安
- 面接や適性試験をどう対策すればよいかわからない
- フロンティア入試と一般選抜をどう両立するか悩んでいる
出願書類の提出期限は2026年9月15日です。
迷っているうちに準備期間がなくならないよう、早めに受験方針を決めておきましょう。
まとめ|フロンティア入試は「早めの準備」が重要!
北海道大学のフロンティア入試は、学力だけではなく、これまでの経験や志望理由、思考力、適性なども含めて評価される総合型選抜です。
一方で、TypeⅠでは共通テスト、TypeⅡでは数学・理科の適性試験が課されるなど、十分な学力も求められる北大らしい総合型選抜となっています。
特に2027年度入試は、9月1日からインターネット出願登録が始まり、9月15日には出願書類が締め切られます。
「自分はフロンティア入試を受けるべきなのか」
「残り期間で何を優先したらよいのか」
少しでも迷っている方は、出願直前になって慌てる前に一度受験方針を整理しておきましょう。
※この記事は、北海道大学が公表している令和9(2027)年度フロンティア入試学生募集要項等をもとに、2026年8月時点の情報をまとめたものです。出願の際は必ず北海道大学公式の最新の学生募集要項をご確認ください。
北海道大学「令和9年度北海道大学フロンティア入試(総合型選抜)」パンフレット
北海道大学「令和9年度フロンティア入試学生募集要項」