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北海道大学の英語の傾向と対策|出題形式・英作文・長文読解を解説

2026.08.16

北海道大学の英語の傾向と対策|出題形式・英作文・長文読解を解説

こんにちは、ホクガク事務局です!

北海道大学を目指している受験生の中には、

「北大英語はどんな問題が出る?」
「長文はどのくらい難しい?」
「英作文はどのように対策すればいい?」
「90分でどうやって解き切ればいい?」

と気になっている方も多いのではないでしょうか。

北海道大学の前期日程の英語は、
試験時間90分・150点です。

近年の問題を見ると、単純に英文を読んで選択肢を選ぶだけではなく、

英文を正確に読む力
日本語で内容を説明する力
英文の内容を英語で言い換える力
自分の意見を英語でまとめる力

まで幅広く求められています。

令和7(2025)年度・令和8(2026)年度はいずれも大問4題で、長文読解、英語による内容説明、自由英作文、会話文の要約などが出題されています。

この記事では、北海道大学の英語について、2025・2026年度の公式過去問をもとに、出題傾向と対策方法を詳しく解説します。


北海道大学公式|令和8年度一般選抜の試験問題・解答例はこちら

北海道大学の二次試験「英語」の基本情報

2027年度一般選抜・前期日程の英語は、次のようになっています。

項目 内容
試験日 2027年2月25日
試験時間 90分
試験時間帯 12:30~14:00
配点 150点
出題範囲 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
対象 前期日程の総合入試・学部別入試

北海道大学の2027年度入学者選抜要項では、前期日程の外国語は12時30分から14時までの90分間とされています。

また、総合入試文系・理系、文学部、教育学部、法学部、経済学部、医学部、歯学部、獣医学部、水産学部などでは、個別学力検査の外国語に150点が割り当てられています。


北海道大学「令和9年度 入学者選抜要項」はこちら

2027年度から外国語は「英語のみ」に変更

2027年度から、北海道大学の個別学力検査の外国語は「英語のみ」に変更されます。

2026年度までは、英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1科目を選択できました。

2027年度からは、英語のみとなります。

年度 二次試験の外国語
2026年度 英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1科目
2027年度 英語のみ


2027年度一般選抜の変更点は北海道大学公式資料から

北海道大学英語の近年の出題構成

2025年度と2026年度の問題を比較すると、大きな構成は共通しています。

大問 主な出題内容
大問1 長文読解・和訳・内容説明・空所補充・内容一致など
大問2 長文読解・和訳・内容説明・語句選択・内容一致など
大問3 英文読解+英語による内容説明+70~100語の自由英作文
大問4 会話文読解+英文要約の空所補充
試験時間 90分

2026年度では、大問1・2で英文和訳や内容理解を問う問題、大問3で本文を読んだうえで英語で答える問題と70~100語の自由英作文、大問4で会話文を要約した英文の空欄を埋める問題が出題されました。

2025年度にも、大問3で英文による内容説明と70~100語の自由英作文、大問4で会話文とその要約文を対応させる問題が出題されています。


北大英語では、「英文を読める」だけでなく、「読んだ内容を日本語・英語の両方で表現できる力」が重要です。


北海道大学|令和8年度 前期日程 英語問題はこちら

大問1・2|長文を正確に読み、日本語で説明する力が必要

大問1・2では、長めの英文を読み、

  • 英文和訳
  • 空所補充
  • 語句・表現の意味
  • 指示語の内容
  • 内容説明
  • 内容一致

などに答える形式が中心です。

2026年度の大問1では「ラップ文化」、大問2では食事や食文化に関する英文が扱われました。

2025年度にも、家族や高齢者に関する英文などから、和訳・内容説明・内容一致などが出題されています。

北大の和訳では文脈まで読む

北大の英文和訳では、一文だけを文法的に訳せばよいとは限りません。

2026年度の公式「出題の意図」でも、構文や単語自体は難しくなくても、
前後の文を理解し、文脈を踏まえなければ適切に訳しにくい問題
があることが示されています。

例えば、

この段落では何について話しているのか
this・thatなどが何を指しているのか
筆者は肯定しているのか、否定しているのか
前後の文とどのようにつながっているのか

まで確認する必要があります。

北大英語の和訳対策では、英文解釈だけでなく、
訳した日本語が文脈の中で自然に意味を通しているか
まで確認しましょう。


北海道大学|令和8年度英語 正解・解答例・出題の意図はこちら

内容説明では「該当箇所を見つける力」が重要

北大の長文問題では、「下線部が具体的に何を示しているか」といった内容説明も出題されます。
こうした問題では、下線部だけを見るのではなく、


直前の文
直後の文
その段落全体

へ範囲を広げて根拠を探すことが重要です。

長文演習をするときには、「正解はBだった」だけで終わらず、「本文のどこを根拠に判断したのか」まで確認する習慣をつけましょう。

大問3|英語による内容説明と自由英作文

大問3は、北大英語の中でも特徴的な問題です。

英文を読んだあと、

英語で内容を説明する問題

70~100語の自由英作文

が出題されています。

2025年度・2026年度とも、この形式が確認できます。

2025年度の自由英作文

2025年度は「インバウンド観光」をテーマとした英文が出題されました。

本文の内容を英語で補ったあと、日本政府がインバウンド観光を増やす方針に賛成か反対かについて、理由や具体例を挙げながら70~100語で意見を書く問題が出題されています。

北海道大学|令和7年度 前期日程 英語問題はこちら

2026年度の自由英作文

2026年度は、日本における「麺をすする文化」を扱った英文が出題されました。

本文内容を英語で説明したあと、外国人の隣で麺をすすることについて問題があると思うかというテーマについて、70~100語で自分の考えを書く形式でした。

テーマそのものについて高度な専門知識を要求するというより、
本文を理解したうえで、自分の立場と理由を英語で論理的に説明する力
が求められています。

大問3では本文を英語で言い換える力も必要

大問3で特に対策しておきたいのが、英語による内容説明です。

2025年度・2026年度とも、本文中の単語やアイデアを利用することはできますが、
本文の完全な文をそのままコピーするのではなく、自分の英語で表現すること
が求められています。

つまり、本文から答えの箇所を見つけられても、そのまま写すだけでは対応できません。

必要になるのが、パラフレーズ(言い換え)です。

  • 動詞を名詞表現に変える
  • 主語を変えて書き直す
  • 同義語を使う
  • 2文を1文にまとめる
  • 不要な部分を削って要点だけ残す

といった練習をしておきましょう。

自由英作文は70~100語で意見と理由を書く

北大の自由英作文は、近年70~100語程度で意見をまとめる形式です。

非常に長い英作文ではありませんが、その分、短い文章の中で主張・理由・具体例を整理することが重要です。

例えば、

① 自分の立場
② 理由1
③ 理由1の説明・具体例
④ 理由2
⑤ 結論

という形をあらかじめ練習しておくと書きやすくなります。

英作文で重視したいこと

  • 文法的に正しい英文を書く
  • 質問に正面から答える
  • 理由を明確にする
  • 同じ表現を何度も繰り返さない
  • 70~100語の指定を守る

難しい英単語を多く使うことより、
自分が使える語彙・文法で、正確に伝わる英文を書くことを優先しましょう。

大問4|会話文を読んで英文要約を完成させる

大問4も北大英語の特徴的な問題です。

2025年度・2026年度とも、

長めの会話文を読む

その内容をまとめた英文要約を読む

要約文の空欄へ適切な語句を入れる

という形式が出題されています。

2025年度は世代・テクノロジーをめぐる会話、2026年度は電気自動車をめぐる会話が題材となりました。

この問題では単語の意味だけではなく、

  • 会話全体の流れ
  • 話者それぞれの主張
  • 要約文との対応
  • 品詞
  • 文法
  • 語句の組み合わせ

を同時に判断する必要があります。

大問4では会話全体の内容を確認する

大問4では、要約文の空欄前後から文法的に候補を絞ることもできます。

ただし、最終的には、
元の会話でどのような内容が述べられていたのか
を確認する必要があります。

解く流れの一例は次の通りです。

① 会話の話題と意見の違いを整理する
② 要約文を読む
③ 文法・品詞から候補を絞る
④ 元の会話に戻って意味を確認する

大問4は語彙問題のように見えて、実際には会話文全体を要約して理解する力が重要です。

北大英語ではどんなテーマが出ている?

近年の出題テーマを見ると、文化・社会・環境・生活など幅広い分野から出題されています。

年度 主なテーマ
2025年度 家族・高齢者、インバウンド観光、世代とテクノロジーなど
2026年度 ラップ文化、食事・食文化、麺をすする文化、電気自動車と環境問題など

特定分野の知識を大量に暗記するより、
知らないテーマでも英文から必要な情報を読み取れる力
を身につけておくことが重要です。

北大英語の大きな特徴は「読む+書く」

北大英語の特徴を整理すると、


読んだ内容を、自分で整理して表現する問題が多い

といえます。

北大の二次試験では、

  • 英文を日本語に訳す
  • 本文内容を日本語で説明する
  • 本文内容を英語で言い換える
  • 自分の意見を英語で書く
  • 会話を要約した英文を完成させる

といった力が必要です。

そのため、共通テストで高得点が取れていても、
記述問題や英作文の練習をしていなければ、北大英語で十分に得点できない可能性があります。

90分の時間配分を決めておこう

北大英語は、大問4題を90分で解く必要があります。

時間配分の一例は次の通りです。

大問 時間の目安
大問1 25分
大問2 25分
大問3 20分
大問4 15分
見直し 5分

もちろん、得意・不得意によって調整して構いません。

ただし、英作文を最後に回して「残り5分しかない」という状況は避けたいところです。

過去問演習では、自分に合った時間配分を見つけることも目的の一つにしましょう。

北大英語の対策① 単語・文法を早めに固める

まず必要なのは、英文を読むための基本的な語彙・文法です。

北大英語では長文を複数読み、さらに英作文まで行うため、一つひとつの単語や文法で長く止まっていると時間が足りません。

高校3年生の夏頃までを目安に、

  • 共通テスト~国公立二次レベルの基本単語
  • 熟語
  • 英文法
  • 基本的な英文解釈

を一通り固めておきたいところです。

北大英語の対策② 英文和訳を添削してもらう

北大では英文和訳が出題されます。

和訳は自分で採点すると、

「だいたい意味が合っているから○」

としてしまいやすい問題です。

しかし実際には、

  • 主語を取り違えている
  • 修飾関係がずれている
  • 指示語の内容が伝わっていない
  • 重要な語を訳し落としている
  • 日本語として意味が通っていない

といった点が減点につながる可能性があります。

北大英語を対策する場合は、和訳答案を学校の先生や塾・家庭教師などに見てもらい、

自分では気づきにくい減点ポイントを確認すること

がおすすめです。

北大英語の対策③ 英語で言い換える練習をする

大問3への対策として取り入れたいのが、パラフレーズです。

長文を読んだあと、「この一文を別の英語で表すとどうなるか?」と考えてみましょう。

表現 言い換えの例
because since / as
important essential / significant
increase grow / rise
people who ~ those who ~

ただし、単語だけを機械的に置き換えるのではなく、
文全体として意味と文法が正しいか
を確認することが大切です。

北大英語の対策④ 70~100語の英作文を繰り返す

自由英作文は、一度や二度書いただけでは安定しません。

例えば週に1~2題程度、

  • 社会
  • 教育
  • 環境
  • テクノロジー
  • 文化
  • 日常生活

などについて、70~100語で意見を書く練習をしてみましょう。

書いたあとは、

  • 質問に答えているか
  • 主張がはっきりしているか
  • 理由が伝わるか
  • 文法ミスがないか
  • 語数が適切か

を確認します。

さらに第三者から添削を受けることで、同じ文法ミスや不自然な表現を繰り返すことを防ぎやすくなります。

北大英語の対策⑤ 過去問は90分で解く

基礎力がついてきたら、過去問演習へ進みましょう。

北海道大学は、一般選抜の試験問題と正解・解答例等を公式サイトで公開しています。

最初は大問ごとに練習しても構いませんが、最終的には、

90分間で大問1~4をすべて解く

練習が必要です。

北大英語では、

「時間をかければ解ける」

状態から、

「90分以内で得点できる」状態

まで持っていくことを目標にしましょう。


北海道大学公式|一般選抜の過去問題はこちら

北大英語で意識したいポイント

分野 意識したいこと
長文読解 文章全体の論理展開と設問の根拠を意識する
英文和訳 文脈を踏まえて自然な日本語にする
内容説明 本文の根拠箇所を明確にする
英語による説明 本文をそのまま写さず、自分の英語で言い換える
自由英作文 70~100語で意見・理由・具体例を簡潔にまとめる
会話文要約 会話全体の流れと要約文の対応を見る

北海道大学の英語対策に迷ったらホクガクへ

北海道大学の英語では、

「長文は読めるけれど、和訳で点が取れない」
「英作文を自分で採点できない」
「英語で内容を言い換える問題が苦手」
「過去問を解いても、自分が何点くらいなのかわからない」
「90分以内に最後まで終わらない」

といった悩みが出やすい科目です。

北海道大学受験専門オンライン家庭教師「ホクガク」では、北大を目指す高校生・受験生を対象に無料個別相談を実施しています。

現在の模試成績や英語の得意・不得意、過去問の状況などを確認しながら、


単語・英文解釈
長文読解
英文和訳
自由英作文
過去問演習

のどこを優先して進めるべきかを一緒に整理します。

特に、和訳や英作文などの記述問題は、

「自分では合っていると思っていた答案が、実際にはどこで減点されるのか」を知ること

が重要です。

北大英語の勉強方法や過去問対策に迷っている方は、ぜひホクガクの個別相談をご活用ください。

まとめ|北大英語は「読んで、説明して、書く力」を身につけよう

北海道大学の前期日程の英語は、90分・150点です。

また、2027年度からは個別学力検査の外国語が
英語のみ
となります。

2025・2026年度の過去問を見ると、大問4題の中で、


長文読解
英文和訳
内容説明
英語での言い換え
70~100語の自由英作文
会話文の要約

などが出題されています。

北大英語の対策では、

「英文の意味がなんとなく分かる」

ところで止まらず、

正確に読む
根拠を見つける
日本語で説明する
英語で言い換える
自分の意見を書く

ところまで練習することが重要です。

過去問演習を始めたら、正解・不正解だけを見るのではなく、和訳・内容説明・英作文についても答案を見直し、
北大の90分の中で得点につながる答案を書ける状態
を目指していきましょう。

参考資料

※この記事は、北海道大学が公表している令和9(2027)年度入学者選抜要項、令和8(2026)年度・令和7(2025)年度一般選抜個別学力検査の英語試験問題・正解・解答例等をもとに、2026年8月時点の情報をまとめています。最新の出題範囲・選抜方法については、必ず北海道大学公式の募集要項をご確認ください。