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令和9年度北海道大学後期入試の足切りはある?

2026.08.30

令和9年度北海道大学後期入試の足切りはある?

こんにちは、北海道大学受験専門オンライン家庭教師「ホクガク」運営事務局です!

北海道大学を目指している受験生の中には、

「北海道大学は後期でも受験できる?」
「北大後期はどのくらい倍率が高い?」
「足切りはある?」
「前期と後期では試験科目がどう変わる?」

と気になっている方も多いのではないでしょうか。

北海道大学では令和9年度入試でも後期日程が実施されますが、すべての学部で後期入試が行われるわけではありません。

また、後期日程では直近の令和8年度入試で志願倍率10倍を超えた学部・学科も複数あり、第1段階選抜、いわゆる「足切り」が設定されている募集単位もあります。

この記事では、令和9年度北海道大学入学者選抜要項と令和8年度入試結果をもとに、


後期入試の募集人数・倍率・足切り・科目・配点・受験対策


を詳しく解説します。

※この記事は、北海道大学が公表している令和9年度入学者選抜要項および令和8年度入学試験実施状況をもとに作成しています。令和9年度一般選抜の学生募集要項は2026年10月下旬頃に公表予定です。実際に出願する際は、必ず最新の学生募集要項を確認してください。


令和9年度北海道大学入学者選抜要項はこちら(公式HP)

北海道大学で後期入試を実施する学部は?

令和9年度の北海道大学では、文学部・教育学部・法学部・経済学部に加えて、理学部・薬学部・工学部・農学部・獣医学部・水産学部で後期日程が実施されます。

募集人数は次の通りです。

学部・学科等 令和9年度
後期募集人員
文学部 37名
教育学部 10名
法学部 40名
経済学部 20名
理学部 数学科 10名
理学部 物理学科 6名
理学部 化学科 20名
理学部 生物科学科 生物学専修分野 10名
理学部 生物科学科 高分子機能学専修分野 2名
理学部 地球惑星科学科 5名
薬学部 24名
工学部 応用理工系学科 29名
工学部 情報エレクトロニクス学科 38名
工学部 機械知能工学科 25名
工学部 環境社会工学科 47名
農学部 53名
獣医学部 10名
水産学部 50名

令和9年度の一般選抜・後期日程は、合計436名の募集予定です。

一方、
総合入試・医学部・歯学部では後期日程を実施しません。

また、一般選抜の学部別入試では、理学部・薬学部・工学部・農学部は後期日程のみで募集されます。

北海道大学の後期入試は倍率が高い

北大後期を考えるうえで、まず確認しておきたいのが倍率です。

令和8年度の後期日程では、募集438名に対して3,857名が志願し、
全体の志願倍率は8.8倍でした。

学部・学科別に見ると次のようになります。

学部・学科等 令和8年度
募集人員
志願者数 志願倍率 受験者数 受験倍率
文学部 37 314 8.5倍 114 3.1倍
教育学部 10 163 16.3倍 74 7.4倍
法学部 40 404 10.1倍 178 4.5倍
経済学部 20 218 10.9倍 74 3.7倍
理学部 数学科 10 116 11.6倍 62 6.2倍
理学部 物理学科 3 79 26.3倍 31 10.3倍
理学部 化学科 20 141 7.1倍 52 2.6倍
理学部 生物科学科 生物学専修 10 66 6.6倍 23 2.3倍
理学部 生物科学科 高分子機能学専修 2 14 7.0倍 6 3.0倍
理学部 地球惑星科学科 5 65 13.0倍 34 6.8倍
薬学部 24 263 11.0倍 96 4.0倍
工学部 応用理工系学科 29 251 8.7倍 98 3.4倍
工学部 情報エレクトロニクス学科 38 241 6.3倍 87 2.3倍
工学部 機械知能工学科 25 200 8.0倍 80 3.2倍
工学部 環境社会工学科 47 299 6.4倍 130 2.8倍
農学部 53 471 8.9倍 185 3.5倍
獣医学部 15 129 8.6倍 79 5.3倍
水産学部 50 423 8.5倍 194 3.9倍

※令和8年度実績です。令和9年度は一部の募集人員が変更されています。特に理学部物理学科は令和8年度3名から令和9年度6名、獣医学部は令和8年度15名から令和9年度10名へ変更されています。


令和8年度の志願者・合格者等の実績はこちら(北海道大学公式)

志願倍率では、理学部物理学科26.3倍、教育学部16.3倍、理学部地球惑星科学科13.0倍など、非常に高い倍率になった募集単位もあります。

一方、後期日程は前期の合格などによって実際には受験しない志願者もいるため、志願倍率と受験者ベースの倍率には大きな差があります。

それでも、北大後期が簡単な入試というわけではありません。



「前期で不合格でも、後期なら入りやすい」と考えず、別の難関入試として準備する必要があります。

北海道大学後期には足切り(第1段階選抜)がある

北海道大学の後期日程では、志願者が多い場合に大学入学共通テストの成績を用いた第1段階選抜が行われます。

いわゆる「足切り」です。

令和9年度の基準は次の通りです。

学部・学科 第1段階選抜の基準
文学部 6倍
教育学部 10倍
法学部 6倍
経済学部 10倍
理学部 各学科・専修分野 6倍
薬学部 6倍
工学部 第1段階選抜なし
農学部 6倍
獣医学部 6倍
水産学部 6倍

各募集単位の志願者数がこの倍率を上回った場合、原則として表に示された倍率までの人数を共通テストの成績によって選抜し、個別学力検査等の受験者を決定します。

ただし、工学部では後期日程の2段階選抜を実施しません。
出願資格を満たした志願者は個別学力検査を受験できます。

また、第1段階選抜の合格最低点があらかじめ固定されているわけではありません。
実際のラインは、その年の志願状況や共通テストの得点状況によって変わります。

令和8年度の足切りはどうだった?

令和8年度の後期日程を見ると、多くの学部・学科で志願倍率が第1段階選抜の基準倍率を上回っていました。

しかし、実際の第1段階選抜合格者を見ると、

文学部:志願314名 → 第1段階選抜合格314名

教育学部:志願163名 → 第1段階選抜合格162名

法学部:志願404名 → 第1段階選抜合格404名

経済学部:志願218名 → 第1段階選抜合格218名

理学部:志願481名 → 第1段階選抜合格481名

薬学部:志願263名 → 第1段階選抜合格263名

農学部:志願471名 → 第1段階選抜合格471名

獣医学部:志願129名 → 第1段階選抜合格129名

水産学部:志願423名 → 第1段階選抜合格423名

となっており、令和8年度は第1段階選抜によって大幅に受験者数を絞り込む結果にはなりませんでした。

ただし、これはあくまで令和8年度の結果です。
令和9年度も同じ運用になるとは限らないため、後期出願を考える場合でも共通テストでできる限り高い得点を確保することが重要です。

北海道大学後期の科目・配点

北大後期の大きな特徴は、学部によって個別試験の内容が大きく異なることです。

令和9年度の主な配点をまとめると次の通りです。

学部・学科等 共通テスト 個別学力検査等 総合点
文学部 315点 小論文200点 515点
教育学部 315点 小論文300点 615点
法学部 355点 小論文340点 695点
経済学部 355点 小論文160点 515点
理学部 数学科 315点 数学200点+理科100点 615点
理学部 物理学科 315点 数学100点+理科200点 615点
理学部 化学科 315点 理科300点 615点
理学部 生物科学科 生物学専修 315点 理科300点 615点
理学部 生物科学科 高分子機能学専修 325点 数学・理科から2科目 300点 625点
理学部 地球惑星科学科 315点 数学・理科から2科目 300点 615点
薬学部 465点 理科2科目 300点 765点
農学部 465点 理科2科目 300点 765点
水産学部 465点 理科2科目 300点 765点
工学部 応用理工系・機械知能・環境社会 465点 数学150点+理科150点 765点
工学部 情報エレクトロニクス 475点 数学150点+理科150点 775点
獣医学部 465点 理科300点+面接200点 965点

このように、北大後期では同じ大学でも学部によって試験内容が大きく異なります。

文学部・教育学部・法学部・経済学部は小論文

文系4学部の後期日程では、個別学力検査として小論文が課されます。

試験時間は180分です。

特に配点を見ると、

文学部:小論文200点/総合515点

教育学部:小論文300点/総合615点

法学部:小論文340点/総合695点

経済学部:小論文160点/総合515点

となっています。

特に法学部は、共通テスト355点に対して小論文340点と、小論文が総合点のほぼ半分を占めます。

そのため、共通テストで高得点を取ることに加えて、小論文で論点を正確につかみ、制限時間内に論理的な答案を書く力が重要です。

理学部は学科によって試験科目が違う

理学部後期では、学科・専修分野によって必要な科目が変わります。

例えば、

数学科:数学200点+理科100点

物理学科:数学100点+理科200点

化学科:理科300点

生物科学科 生物学専修:理科300点

高分子機能学専修・地球惑星科学科:数学・理科の中から2科目

となっています。

「北大理学部の後期」と一括りにせず、自分が出願する学科の科目と配点を確認して対策することが重要です。

薬学部・農学部・水産学部は理科2科目が300点

薬学部・農学部・水産学部の後期では、

共通テスト465点 + 理科2科目300点 = 765点

で合否が判定されます。

個別試験では数学や英語は課されず、理科2科目が合計300点となります。

ただし、総合点765点のうち共通テストが465点を占めるため、
共通テストを軽視できない入試です。

工学部後期は数学+理科!足切りはなし

工学部の後期では、個別試験として数学と理科が課されます。

応用理工系学科・機械知能工学科・環境社会工学科は、

共通テスト465点+数学150点+理科150点=765点

情報エレクトロニクス学科は、

共通テスト475点+数学150点+理科150点=775点

となっています。

そして工学部後期の大きな特徴が、

第1段階選抜(足切り)がない

という点です。

令和8年度には工学部全体で991名が志願し、志願倍率は7.1倍でした。

実際の受験者は395名で、受験者ベースでは2.8倍となっています。

獣医学部は理科に加えて面接200点

獣医学部後期は、

共通テスト465点+理科300点+面接200点=965点

です。

北大後期の中でも、面接が200点という大きな配点で設定されていることが特徴です。

令和9年度の募集人員は10名、第1段階選抜の基準は6倍です。

また、令和8年度は募集15名に対して129名が志願し、志願倍率8.6倍、受験倍率5.3倍となりました。

理科の学力だけでなく、面接まで含めた対策が必要です。

北大後期では共通テストが重要

北大後期を受験するなら、共通テストを軽視することはできません。

理由は大きく2つあります。

1つ目は、第1段階選抜に共通テストの成績が使われること。

2つ目は、最終合否でも共通テストの得点が大きな割合を占めることです。

特に薬学部・農学部・水産学部・工学部・獣医学部では、共通テストが465点前後あります。

そのため、



「二次試験で逆転すればいい」と考えるのではなく、まず共通テストでできる限り高得点を確保することが後期合格への重要なポイントです。

北大後期の試験日程

令和9年度後期日程は以下の予定です。

項目 日程
出願期間 令和9年1月25日~2月3日
第1段階選抜結果発表 2月26日 午後1時予定
個別学力検査等 3月12日
合格発表 3月20日 午前9時予定
入学手続期間 3月20日~3月27日

個別学力検査は原則として札幌市内の北海道大学構内で行われます。

ただし、水産学部受験者は函館市の水産学部が試験会場となります。


令和9年度の入試日程・試験時間はこちら(北海道大学公式)

北大後期は「滑り止め」ではない

北大後期について、

「前期で北大がダメだったら、後期でもう一度受ければいい」

と考えている受験生もいるかもしれません。

しかし、令和8年度の後期日程は全体で志願倍率8.8倍でした。

さらに、後期には北大前期を受験した人だけでなく、前期に他の難関国公立大学を受験した受験生も出願してきます。

そのため、

北大後期は「前期より簡単な入試」ではありません。

一方で、前期と後期では科目・配点が大きく変わるため、自分の得意科目との相性がよければ十分に合格を狙うことができます。

例えば、

・共通テストで高得点を確保できた

・小論文を得点源にできる

・数学が得意で理学部数学科を狙いたい

・理科2科目に強く、薬学部・農学部・水産学部を狙いたい

・数学・理科を得点源にして工学部を狙いたい

という受験生は、後期まで含めて出願戦略を考える価値があります。

北海道大学後期に向けた対策のポイント

共通テストで高得点を取る

後期では、第1段階選抜にも最終選抜にも共通テストが利用されます。

後期まで北大を視野に入れるのであれば、共通テストを「前期のためだけの試験」と考えず、最後まで得点を伸ばしましょう。

後期の科目・配点を共通テスト前から確認する

文系なら小論文、理系なら数学・理科・面接など、募集単位によって必要な対策は大きく変わります。

前期が終わってから初めて後期の試験内容を確認するのでは遅くなる可能性があります。

前期終了後すぐに後期対策へ切り替える

前期試験は2月25日前後、後期試験は3月12日です。

前期から後期までは約2週間しかありません。

特に文系の小論文や獣医学部の面接などは、前期試験終了後にゼロから対策を始めるのではなく、後期出願を決めた段階から少しずつ準備しておくことをおすすめします。

まとめ|北大後期は倍率・足切り・配点まで確認して出願しよう

令和9年度の北海道大学後期入試では、

文学部・教育学部・法学部・経済学部・理学部・薬学部・工学部・農学部・獣医学部・水産学部

で募集が予定されています。

北大後期を考えるうえで、特に押さえておきたいのは次のポイントです。

・令和8年度の後期全体の志願倍率は8.8倍

・教育学部・経済学部は第1段階選抜10倍

・その他の多くの募集単位は第1段階選抜6倍

・工学部は第1段階選抜なし

・文系4学部は小論文

・理系は学部・学科によって数学・理科・面接などが異なる

・後期でも共通テストの得点が重要

北大後期は高倍率ですが、単純な倍率だけで出願を判断する必要はありません。



自分の共通テスト得点、得意科目、個別試験の配点を確認し、自分にとって合格可能性を高められる入試なのかを考えることが重要です。

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北大は前期と後期で試験科目・配点が大きく変わります。

現在の共通テスト模試の得点や得意科目、志望学部を確認しながら、北海道大学合格までの受験戦略を一緒に整理していきましょう。